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呪われた血族の牙城:2話目~娘、古城を進む~

更新日:2月7日


▶前回のあらすじ

 

 初できごとは〈血の奴隷〉たち……でしたが、倒す事を避けてセレーナちゃんの【察知】で切り抜け、次の部屋へ。そこでは〈伸縮する吸血者〉……もとい、でっかいヒルが待ち構えていたのでした。しかし、ミダスおじさんの弓矢の腕が冴えわたり、また初陣なるも比較的落ち着いていたセレーナちゃんのレイピアによって、見事に撃退。

 無傷の二人は次なる部屋へと進むのでした。 

 




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2枚目 🎲63:〈古びたガーゴイル〉 

レベル:4  生命点:6  攻撃回数:4  宝物:なし

≪反応表≫ 1~2【無視】(【中立】と同様) 3~6【敵対的】


〈分裂後の小さなガーゴイル〉

出現数:分裂前に残っていた生命点に等しい  レベル:3  宝物:なし

≪反応表≫ 1から6【死ぬまで戦う】



 2枚目で強いクリーチャーが来てしまいました。最終的に死ぬまで戦わないとダメそうな雰囲気ですね。ガーゴイル、本来だと雨樋の機能を持つ彫刻ですけど、ファンタジーだと門番みたいな役割にされたりするじゃないですか。もしかしたら倒した先に何かお宝とかあるやも……!?(強欲)




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 巨大ヒルの犇めいていた部屋から奥に進んでいく。
「地下には王様の棺と、そこに銀の剣があるのでしたっけ」
「依頼主が言うには、そういう話だったが。……それを探すのか」
「私はこの……銀の矢じりの弓矢がありますけど、ミダスさんは持っていませんし。……嗚呼、そうだ! 私がランタンとレイピアを持ってますから、この銀の矢じりの弓矢はミダスさんに暫く使ってもらうのはどうでしょう?」
「悪くない案だが……お前の親父殿の形見なのだろう?」
「父は穏やかな人でしたから。吸血鬼を倒す為であれば、喜んで力を貸してくれるでしょう」
 はい、と矢筒を気軽に手渡されてしまい、ミダスは思わず受け取る。持ち逃げでもしたら流石にこのお人好しの娘も怒るのだろうか。考えるだけで、行動に起こす事はまずしないが。試しに一本矢をつがえてみると、手に馴染む質の良い矢だ。狙い通りに撃てそうな感覚である。
「では、暫く借りる。……第一目的は、銀の剣の探索だな」
 暗殺でも、武器は多いに越したことはない。自分に有利になるものであれば猶更だ。地下に続きそうな場所に見当をつけつつ、暗い廊下を進む。部屋の一つを慎重に開けると、中には古びたヒビだらけの彫像が意味深に置かれていた。ランタンに照らされたその姿は、インプのような外見に、コウモリの翼、先端が矢じりの形に似た細長い尻尾を持つ悪魔……ガーゴイルのようだ。
「何だか……苦しそうというか、痛そうなお顔をしていますね」
「おい、あまりに不用意に近づくな」
 ランタンを掲げたセレーナが、彫像のヒビを労わる様に撫でようとした。その瞬間、ガーゴイルの目がぎょろりと動き、ギャアアアアアアアア! と叫びをあげる。セレーナの手を避けるように、岩の翼を羽ばたかせて飛び上がった。
「ちっ、やはり動くか」
「わ、私触ってないですよ、触ろうとはしちゃいましたけど、痛くはしてない筈です!」
「言い訳はいい、武器を取れ。相手は聞いてはくれんぞ」
 ヒビだらけの様子を見るに、既に壊れかけていて脆い可能性がある……が、こういったクリーチャーは大体厄介な能力を持つのだ。油断なく借り受けた銀の矢じりの矢をつがえながら、ミダスはガーゴイルを睨んだ。

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 まるでこちらが奇襲受けたような雰囲気にはなっていますが、ミダスさんが油断していなかったという事で、0ラウンド先攻で戦闘開始します!

 流石にヒルよりは手強い敵ですが、切り抜けられるか……!?



▽0ラウンド目

 

 ミダスさんの弓矢 技量点2点+🎲5=成功!

 ガーゴイルの生命点は1点減って5点になりました。


▼1ラウンド目

 ミダスさんは武器持ち替えでラウンドエンド。

 セレーナちゃんはレイピアで無実を訴えつつ攻撃 技術点1点+🎲5=成功!

 ガーゴイルの生命点が4点になりました。半分以下……3点にはまだなっていないので、分裂はまだ。

 攻撃回数が4回なので、また2回ずつ分散して【防御ロール】しましょう。


 セレーナ 防御1回目:技量点1点+🎲4=成功! 

        2回目:  〃  +🎲1=ファンブル! 生命点7点→6点

 ミダス  防御1回目:技量点2点+🎲1=ファンブル! 

        2回目:  〃  +🎲4=成功! 生命点6点→5点


 荒ぶり始めた我がダイス。セレーナちゃんもミダスさんも1点ずつ生命点が減少です。



▼2ラウンド目

 セレーナ、痛みに耐えつつレイピアで突き。 技量点1点+🎲2=失敗

 ミダス、棍棒で迎撃。 技量点2点-1点(軽い武器修正)+🎲5=成功!


 ミダスさんの攻撃成功で、ガーゴイルの生命点が3点になり……ここで、倒したかに思われましたが、小さなガーゴイル3体に分裂しました。

 敵の攻撃数が奇数になってしまったので、どう分担しましょうか。生命点ではセレーナちゃんの方が上ですが、技量点2点のミダスさんの方が有利なのでミダスさんに2回防御してもらいましょう。



 セレーナ 防御:技量点1点+🎲2=成功!

 ミダス  防御1回目:技量点2点+🎲1=ファンブル! 

        2回目:  〃  +🎲6=クリティカル!


 ミダスさんの生命点が4点に。出目の乱降下こわい。



▼3ラウンド目

 セレーナはレイピアを一閃。 技量点1点+🎲3=成功

 ミダスは棍棒を打ち払う。 技量点2点-1点修正+🎲2=成功

 小さなガーゴイルを2体倒し、残るは1体。

 ミダスさんの調子が良くなさそうなので、ここはセレーナちゃんで防御ロール。


 セレーナ 防御:技量点1点+🎲2=成功



▼4ラウンド目

 セレーナ、狙いを定めて一突き! 技量点1点+🎲1=ファンブル!

 ミダス、棍棒を横薙ぎに! 技量点2点-1修正+🎲4=成功


 最後の小さなガーゴイルも倒し切り、戦闘終了です。ハァハァ!

 戦闘の様子はこんな感じに描写してみました。



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 ミダスの放った矢が、銀色の光を放ちながらガーゴイルの片翼を打ち砕いた。バランスを崩し、ガーゴイルは半ば落ちるように床へと着地する。これで多少攻撃はしやすくなった。今の所、怪しい素振りは見えないが、まだまだ動きは活発そうだ。弓から棍棒へと武器を持ち替えながら、静かに観察を続ける。
「さっきは驚かせるつもりじゃなかったんですよ!」
 未だに弁明を続けつつ、それでもレイピアを繰り出すセレーナ。一撃がガーゴイルの肩を穿ち、ボロボロと崩れていく。
「ギアアアアアアアアア!」
「あうっ……」
「くっ……!」
 苦悶の声を上げながら、ガーゴイルが岩の爪を振るう。一撃はレイピアで何とか防いだセレーナだったが、死角から尾がしなって打ち付けられる。想像よりも動きが素早い!
 鈍い打撃に呻くセレーナの後ろで棍棒を握り直していたミダスにも、尾の一撃が襲う。追撃の爪は躱しきったが、尾の攻撃は思った以上に厄介そうだ。
「怯むな、此方の攻撃は効いている。倒せる相手だ」
「は、い……痛っ……」
 セレーナを励ましつつ、攻撃に転じる。しかし打たれた箇所がややまずかったのか、セレーナのレイピアの突きが精彩に欠けていた。ガーゴイルに躱され、空をふっと切るのみだ。ミダスは冷静に、ガーゴイルの体の一番大きなヒビを目掛けて、棍棒を叩きこむ。確かな手ごたえと共に、ガーゴイルが断末魔を上げながらボロボロと崩れていった。
「倒しました……!?」
「いや……まだだ」
 ガーゴイルだった破片たちが、ガタガタと音を立てながら再びくっついていく。手のひらサイズに小さくなったガーゴイルが、3体出来上がった!
 当然逃げる素振りは見せず、怒りを滲ませた声を上げて飛び上がる。 
「えー! 不死身ですか!?」
「分からん。まだ戦いは終わってないという事だ」
「ひゃー! 動きが早い!」
 一撃与えられれば今度こそ倒せそうではあるが、より素早くなっているようだ。突進するように飛んできた1体のガーゴイルの攻撃を、セレーナはギリギリの所で躱す。本体を砕かれた恨みでもあるのだろう、2体同時にミダスへと突撃してくる。流石に両方は躱しきれず、飛ぶスピードも乗せられた重い一撃を食らう。
「ミダスさん!」
「心配ない。……集中しろ、まずは減らすぞ」
「……はい!」
 多少動揺しているセレーナには、痛みに呻く姿など見せる訳にはいかない。ふらつきかけたがミダスだったが踏みとどまり、堂々と立ってみせる。力強く言い切れば、セレーナの赤い瞳から弱気が消えた。彼女も打撃を受けたショックから立ち直ったのか、レイピアの鋭さが戻る。一閃。美しさすら感じる一撃は、小さなガーゴイルを1体打ち砕いた。その破片が動く事はもう無さそうだ。ミダスも棍棒で応戦する。飛び回る1体に当たり、残る1体が威嚇するかのように声を上げる。
「そもそもあなた方を怒らせたのは私です! かかってきなさい!」
 セレーナが挑発するようにレイピアを構える。その言葉が分かったのかどうか、小さなガーゴイルはセレーナの方に飛び掛かった。レイピアで弾くように防御は出来たが、セレーナの腕に痺れが走る。狙いを定めて一突きしたつもりが、見事に動きを読まれていた。
「こういう羽虫のような相手には、攻撃範囲を広くするんだな」
 助言めいた言葉を掛けつつ、ミダスが棍棒を横に薙ぐ。ブンブンと飛び回っていた最後のガーゴイルが砕け散り、辺りに静寂が漸く訪れたのであった。
「……はー。勉強になりました」
「慎重に動くこと。よく見極めること。……生き延びたいのであれば、善処することだな」
「ミダスさんがいてくれて本当に良かったです。私だけであれば、逃げ帰っていたところでした」
「……さてな」
 妙に根性も度胸もあるし、剣の筋はなかなか良い。何だかんだ言いつつ、冒険をこなしてしまうのではないか。ミダスは内心では思ったが、肩を竦めるだけに留めようとした。ズキン、と鈍い痛みが走り、動きを止めたのを、セレーナは見逃さなかった。
「少しだけ休みましょう。……まだまだ色んな危険が待ち構えていそうですから」
「……嗚呼」
 判断力も悪くはないようだ。ミダスは手早く、干したメーラの実を齧りながら、レイピアの手入れを始めたセレーナの後ろ姿を眺めた。


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 戦闘が長引くと、描写が大変!

 戦闘シーンが苦手なので頭を悩ませつつ、出目の様子を上手く表現できないものかと苦戦していますが、これ小説の修行になるかも……。

 ミダスさんは生命点2点減ってしまったので、食料1つを消費して、全回復しておきます。残りは1個。

 

 さてさて、これで2枚目のできごとは終了です。ガーゴイルが守っていたらしき部屋の奥には何があるでしょうか?


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