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呪われた血族の牙城:5話目~娘、敵の情報を探る~

更新日:2月7日


▶前回のあらすじ

 

 中間イベントを迎え、銀の剣を持つ王の死霊と対決!

 ミダスおじさんの華麗なる銀の矢じりの一撃で、王は0ラウンドで撃沈。少々おいたわしや……。そんなこんなで吸血鬼の弱点たる銀の剣をゲット。銀の矢じりはセレーナちゃんに返し、銀の剣はミダスおじさんが装備しました。

 王の墓を後にし、次なる目的地は勿論、吸血鬼ヴェルゴウル。しかし、どこにいるのでしょう?

 



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5枚目 🎲34:〈黒い棺〉



 おっと、寝床を見つけてしまいました。これ絶対地下にありますじゃん。割と自信満々に上階にいそうとか言っちゃったのに。

 まぁ夜の活動時間は上階にいて、昼間は日の光の差さない地下でお眠り遊ばしている、という感じにしましょう。辻褄を合わせていく!


 ボスの部屋への「手がかり」を一つゲットですが、今回の手がかりは一回の冒険を終えると無くなってしまうので、出来れば使いたいところ。でもな~、すぐ使っちゃうのもな~、もう少し探索もしたいな~? という中の人の欲と、でも吸血鬼倒しにきたんだよな……呪いも解かなきゃいけないからな……というキャラクター達の目的で揺れる乙女心です。




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「ミダスさん~、待って下さい!」
「早く来い」
「いえ、もう一つお部屋を見つけて、そこにも棺があったんです!」
「何だと?」
 慎重に動けと言った筈なのだが、覚えていないのか、無視しているのか。先程のやり取りの所為で足早に通り過ぎた為、ミダスにしては珍しく見逃していたらしい。ちっ、と舌打ちをしつつ、セレーナが手招く方へと戻る。
「蓋がもう既に開いているので、お留守のようではあるんですが」
「黒い棺か……如何にも、だな」
 部屋にそっと足を踏み入れる。棺の中には一冊の本が入っていた。手に取って開いてみれば、それは血のような赤黒い文字で書かれた、日記のようなものだった。ヴェルゴウルはどうやら、几帳面な性格のようだ。人々を攫う理由、野心について、生贄の儀式の進め方……などなど、細かに書かれている。
「どれ……『儀式は3階の大広間で行う事にした』とあるな。居場所は恐らくそこだ」
「じゃあすぐそこに向かいましょう!」
「いや、道中に有用な道具も見つかるかもしれん。銀の剣をそのままにしていたのだから、この城の中のものは放置しているのだろう」
「言われてみれば……普通に考えたら、自分の弱点であるものを城内に置いておくより、どこかにやった方が安心ですものね」
「あの死霊は銀の王と名乗っていた。銀好きならば銀製のものも多くあるかもしれん。……見つかるかも、使えるかも分からんがな」
 どうする? と問いかけると、セレーナは暫く思案しつつ、探索をする事に決めたようだった。
「少なくとも寝床は判明した。昼間の寝ている間に仕留めるのも可能になった訳だ」
「何だか少しだけ卑怯な気もしなくもないですが」
「倒したもの勝ちだ。……いつの世も、何に対しても」
 日記を元に戻す。荒らされたとばれないよう、寸分違わずに。暗殺稼業では、殺されたと思われないように事故死を装う事もあったから、ミダスには造作もない事だった。二人は3階を目指しつつも、探索を続ける。


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 という訳で、初めての戦闘なしできごとでありました。これだけだと今回の記事が少な目になってしまうので、次のできごとも載せちゃいます。


 さて、一旦は「手がかり」を使わずに、できごとを決めてみましょう。

 戦闘じゃないといいなー!



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6枚目 🎲62:〈骨ゴーレム〉


レベル:3  生命点:6  攻撃回数:4  宝物:修正+1

≪反応表≫ 1【中立】 2~6【敵対的】



 聞いてましたか、ダイスの女神様!? フラグと言えばフラグである。

 打撃攻撃には弱いけれど、斬撃攻撃には強いタイプのクリーチャーですね。全部斬撃攻撃だな、今の2人。大丈夫かしら。

 吸血鬼の寝床を調べたから出てきた雰囲気にも思えます。




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 がしゃん、がしゃん。
 硬質な音が地下に響く。几帳面な主が、神聖な寝床を無防備に放置する筈も無かった。
「骨……が沢山。動いてます」
 人間の骸骨が動いてる、スケルトンでは無かった。頭は人間の頭蓋骨のようだが、体や腕、脚といった部分は大きさや太さがまるで違う。合成獣……いや合成骨、あるいは、骨で出来たゴーレムのようなものか。
 侵入者である二人を見つけると、ガシャガシャと音を立てながら近づいてくる。
「話は……通じ無さそうですよね」
「だろうな。……骨は固い、少し苦労するかもしれん。……が、的としては狙いやすいかもな」
 セレーナが弓を構える。その所作は美しく洗練されていて、実戦慣れしていないだけで鍛錬はしっかりと行ってきた事が窺えた。
 これならば大丈夫だろう、とミダスも銀の剣の構えた。

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 それでは戦闘いってみましょう。

 弓矢に【器用点】修正を忘れないこと! でも斬撃なのでマイナスも忘れないこと!



▽0ラウンド目

 セレーナの弓矢攻撃 技量点1点+修正1-1点+🎲5=成功

 骨ゴーレムの生命点を5点に減らしました。初射撃ナイス!


▽1ラウンド目

 セレーナ、武器持ち替え、レイピアで居合突き! 技量点1点-修正1点+🎲5=成功

 ミダス、銀の剣で試し斬り 技量点2点-修正1点+🎲4=成功


 骨ゴーレムの生命点、残るは3点。半分以下では無いので、攻撃がやってきます。

 いつも通り、半分ずつの防御ロールです。



 セレーナ 防御1回目:技量点1点+🎲5=成功 

        2回目:+🎲3=成功

 ミダス  防御1回目:技量点2点+🎲5=成功 

        2回目:+🎲4=成功


 難なく回避できました。連携も取れてきたのかしら。いいぞいいぞ。


▽2ラウンド目

 セレーナ、頭蓋骨目掛けて一突き! 技量点1点-修正1点+🎲4=成功

 ミダスさんが攻撃する前に、骨ゴーレムの生命点が半分以下になったので、戦闘終了!

 斬撃でマイナス修正がありましたが、難なくクリア助かる~!


☆ 宝物

 わくわく宝物タイム! 

 骨ゴーレムにはセレーナちゃんが近づきそうにないので、ミダスさんが検分した事にしましょう。


 🎲6+修正1= ひゃっほー! 魔法の宝物表の時間だ~!!!!


 魔法の宝物表 🎲5 〈真紅のマント〉


 ふむふむ、闘牛の時のマント? 

 闘牛士がひらりひらりと舞い遊ぶように(?)使ってるアゲハch……じゃなかった布みたいな感じの効果でしょうか。セレーナちゃんのお顔絵で、落ち着いた色の赤いマント着せたので運命だったかもしれません(?)。

 でも骨の中にマント……それがゴーレムのコアとして機能していたとか? そのゴーレムを作った魔法使いの使ってたものとか?

 色々想像が捗りますね……うーむ!


 それはそれとして、魔法の宝物は使ったりしなければ金貨60枚で売れるので、その点でもいっぱい欲しい所です(強欲)。




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 ヒュッ、と銀の矢が放たれる。骨の一つに当たって、ガシャンと落ちた。再びくっつくような様子はない。
「これ……全部の骨を落とさないとダメ、とかですか……?」
「分からん。何で動いているかも不明だからな」
「とりあえず攻撃を続けてみるしかないですね」
 セレーナは慣れた手つきでさっと弓矢を仕舞い、レイピアを鞘から抜く勢いで振り上げた。また一つ、骨がガランと落ちるが、未だに止まる気配は見せない。一体骨が何本使われているのやら。内心溜息を吐きつつも、銀の剣の試し斬りにはもってこいの相手か、と斬りかかってみる。硬質な音がしたが、刃こぼれはしていない。剣の強度は大丈夫そうだ。   胸辺りの骨が一つ落ちる。何層かある肋骨の奥に、何か赤いものが見えて、それか、と目星をつける。
「肋骨の奥、何か見えるか」
「赤い色の……何でしょう、怪しいですね」
 骨で出来たその怪物は、ガシャン、ガシャンと骨の腕を振り回す。動きはからくりのように単調なものなので、躱すにも武器でいなすにも楽だった。戦闘にも慣れてきたのだろう、セレーナの動きも軽やかである。
 落ちている骨を見るに、どれも人間サイズの骨だ。体を形成している骨は、人間のものにしては大きすぎたり、逆に小さすぎるものが多い。この怪物の土台となっているのは、恐らく一人分の人間の骨。そこに色んな種族の骨が足されて出来上がったものなのだろう。
「人間の骨の部分を狙え」
「え! どこですか!?」
 セレーナにはとにかく骨、としか分からない。暗殺者として人骨もある程度は見てきたミダスだから判別出来るのだ。
「今の所分かりやすいのは……頭蓋骨だな」
「それでは、えいっ!」
 セレーナのレイピアが頭蓋骨に直撃すると、頭蓋骨が真っ二つに割れた。ゴトン、ゴトン、とそれが落ちると、骨の怪物は動きを止め、自壊していった。ガシャガシャと次々落ちてあっという間に骨の山が出来る。
「終わり……ましたか?」
「恐らくは。また動き出すとも限らない。離れていろ」
 骨の山の中から、先ほど少しだけ見えていた赤い何かを取り出す。真紅色の布……いや、マントのようだ。ミダスには詳しくは分からないが、魔力が籠っているように感じる。
「魔術師が着ていたものだったのかもな」
「成程、そうでした、かっ……!?」
「何だ急に」
「それが、体が勝手に……?」
 ミダスの持っていたマントに向けて、セレーナが飛び掛かってくるので、さっと避ける。自分でも何故そのような行動をしたのか、セレーナも困惑している。もしかすると、注目を集めたり、このマントに意識が持っていかれるような魔法でも掛かっているのかもしれない。……と思考しつつ、ミダスがマントを右に左に振ってみると、セレーナが猫じゃらしを追いかける猫の如く、マントに合わせて体を左右に振る。
「ミダスさんっ、私で遊ばないで下さいっ!」
「……ふ。お前は特に影響を受けるようだな」
「うぅ、笑わないで下さいよぉ……。仕舞ってもらうか……あ、さっきヒドラにやられた時に、私のマント破けてしまったので、着ちゃっても良いですか? 自分で着てしまえば追わずに済む筈ですし」
 笑いを堪えながら、ミダスはセレーナにマントを渡した。いそいそと着替える彼女に背を向けて待つ。衣擦れの音が止み、さぁ行きましょう、との声にちらりと振り返る。真紅色のマントは、元々彼女のものであるかの如く、よく似合っていた。


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 いちゃこらし始めた!(※当者比)

 セレーナちゃんは【血の呪い】によりアンデッド……敵クリーチャー寄りになっている部分もあって、特に真紅のマントの効果を受けやすい、みたいなイメージでした。


 さて、これで6枚目も終わり……次は地下から出て2階、という事にしましょうか。手がかりはまだ使わないでおきます。

 ダイスの女神次第ではあるのですがね!


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